X線防護衣の重さについて
平素より弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
皆様は、防護衣を選ぶ際に「軽さ」を重視されていませんか?軽量な防護衣へのご要望を多く頂いておりますが
市場に出回る製品は形状や素材が異なるため、単純に重量で比較することが難しい状況です。
今回は、Sサイズのエプロンで実際に比較してみたいと思います。JIS T 61331-3に定められたエプロンタイプの規格では
丈の長さが90cm、幅が53cmとされていますが、弊社製品は丈の長さ90cm、幅60cmといった異なるサイズで展開しています。
どのメーカーも独自のノウハウに基づき、規格に基づかない異なるサイズを提供しているため
よく「重量はどのくらいか?」というお問い合わせを頂くことがありますが、素材や遮へいシート、
付属品の使い方は各メーカーによって異なるため、重量のみでの評価は難しいと考えております。
それでは、0.25mmPbの遮へいシートの重量について各メーカーでどの程度差があるのか、見てみたいと思います。
有鉛・無鉛を含めた遮へいシートの重量を独自に調査した結果、1m²あたりの重量が軽いもので2800g
重いもので3400g程度であることがわかりました。これをSサイズのエプロン(用尺が分かっている弊社製品)に組み込んだ場合
遮へいシート3400gの場合で1,478g、2800gの場合で1,293gとなり、その差は184gとなります。
数字だけ見ると、この差は皆様の疲労感に大きく影響するように感じるかもしれませんが、日常的なものに置き換えると
スクラブやバナナ1本、または男性用の半袖Tシャツ1枚程度の重さに相当します。
この184gの差は、服装としてはそれほど体感できないことから、どのメーカーの製品も大きな差はない状況だと弊社は考えております。
では、重さ以外にどのような基準で防護衣を選ぶべきなのでしょうか?着心地、耐久性、サイズなど様々な要素があります。
防護衣の選択を、重量以外の観点から考えてみてはいかがでしょうか。
弊社では、これらの要素を徹底的に考慮した製品開発を行っており、お客様のニーズに最適な防護衣をご提供できるよう努めております。
今後とも、弊社製品をどうぞよろしくお願い申し上げます。